サラリーマン生活もかれこれ10年目を迎えようとしている。
勤めている会社には、当然社長がいるけど、創業者が社長をしているケースもあれば、雇われてサラリーマン的に社長をしている人もいる。
前の会社では、創業者(会長・オーナー)のもとサラリーマン社長が一年毎に交代していた。(結構な頻度)
職種柄、自営業や中小企業の社長さんと接する機会も何度かあった。
また最近は地元の結構大きな会社の社長さんとお話する機会もあり、プレイングマネージャー的に実務にも関わっている人もいれば、『経営』(社長業)に専念する人もいる。
さらに言えば、オーナー(株主)としての立場のみで関わっている人もいる。
少し前の私は、いかにすれば労働から脱出できるのか?を考えていた為、投資の本などをよく読んでいた。
本ブログもそんな働きたくない気持ちを少々引きずっている部分がある。
なので、プレイングマネージャー的に実務にも関わっているタイプの社長については
よほど人手が足りない場合や経営危機ではない場合、
・なんでそんなことするんだろう?
・会社を売却して、悠々自適に暮らせばいいのに なんて思ってました。
最近少し考え方が変わってきたのは、
創業社長や創業家の出身の人は、事業に自ら携わることで得られる事業の経済的利益がちゃんとあるのだということ。
それ以上に大きいのではないかとおもうのは、
経済的利益以外にも、経営者同士の繋がりや刺激、人間関係など、築き上げたものを離したくなかったり、先代から脈々と受け継がれてきた関係性が生み出すメリットがとても大きい、再びゼロからつくることはとても難しいということがわかっているんだと思うようになった。
長々と書いたけど、
代々社長のお家とサラリーマン家庭、農家家庭では住む世界が違うって話かも。
でも、事業や家業(農業も含む)に関与していなかった、むしろ嫌っていた人が、社長になったり、会社に入ったりして、事業(農業)をしていく中で、
未来に引き継いでいく意識にめざめることや事業(農業)自体の魅力に気づいて、取り憑かれたようになったり、中々手放せなくなるところは共通しているのだろうなと思っている。