就農検討会

ほんとうはまったり穏やかに生きたい

専業農家、むずくね?

栽培、販売などの実用書、農業全体や新規就農、ビジネス書的なものなど
約10冊、他にも、現代農業の過去2年分の気になるところは読んでみた。
改めて数えると意外と数読んでないなぁ。

やっぱり楽しそう、奥深い。
それに、実家に田畑、山もあるのに使わないのはもったいないという考えがある。
自分の裁量で物事を判断できることは楽しそうだ。
その分負荷も増えるはずだが。

ただ、実家の場合は田約30a、畑約20a、山少々。
どれも軽トラがギリギリ通れる接道状況で、日当たりに難あり、洪水時に被害歴あり等
条件不利地域に該当すると思われる。

結構上手くやらないと、食い扶持を稼ぎ出せるのかは疑問。
収入を考えれば、単一の品種に絞れば、田んぼから転作するのが一番良いだろう。
県や就農支援制度、補助金の後押しを受けて行うのが失敗しにくそうだ。

多品種少量の野菜農家も一つの可能性として良さそうだが、軌道に乗せるには、 
単一の品種よりもハードルが高そうだ。
栽培技術の獲得や売れ筋を見極める能力や販売力が求められる上、
新規就農支援はこの手のタイプの事例は少なく見える。
それだけ難易度が高いということではないか。

果樹は専業の為にはスケールメリットが必要になる。
根域制限栽培等、土壌による制限を受けない方法は検討すべきかも。
きのこも可能性がある?

専業農家、むずくね?というのが現在の所感。

一番避けたいのは、持ってるだけで使い方がわからず
草刈りの手間など維持管理に時間もお金も掛かるだけのお荷物扱いになってしまうこと。


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農家と農業、経営者と事業

サラリーマン生活もかれこれ10年目を迎えようとしている。

 

勤めている会社には、当然社長がいるけど、創業者が社長をしているケースもあれば、雇われてサラリーマン的に社長をしている人もいる。

前の会社では、創業者(会長・オーナー)のもとサラリーマン社長が一年毎に交代していた。(結構な頻度)

 

職種柄、自営業や中小企業の社長さんと接する機会も何度かあった。

また最近は地元の結構大きな会社の社長さんとお話する機会もあり、プレイングマネージャー的に実務にも関わっている人もいれば、『経営』(社長業)に専念する人もいる。

さらに言えば、オーナー(株主)としての立場のみで関わっている人もいる。

 

少し前の私は、いかにすれば労働から脱出できるのか?を考えていた為、投資の本などをよく読んでいた。

本ブログもそんな働きたくない気持ちを少々引きずっている部分がある。

なので、プレイングマネージャー的に実務にも関わっているタイプの社長については

よほど人手が足りない場合や経営危機ではない場合、

・なんでそんなことするんだろう?

・会社を売却して、悠々自適に暮らせばいいのに  なんて思ってました。

 

最近少し考え方が変わってきたのは、

創業社長や創業家の出身の人は、事業に自ら携わることで得られる事業の経済的利益がちゃんとあるのだということ。

 

それ以上に大きいのではないかとおもうのは、

経済的利益以外にも、経営者同士の繋がりや刺激、人間関係など、築き上げたものを離したくなかったり、先代から脈々と受け継がれてきた関係性が生み出すメリットがとても大きい、再びゼロからつくることはとても難しいということがわかっているんだと思うようになった。

 

長々と書いたけど、

代々社長のお家とサラリーマン家庭、農家家庭では住む世界が違うって話かも。

 

でも、事業や家業(農業も含む)に関与していなかった、むしろ嫌っていた人が、社長になったり、会社に入ったりして、事業(農業)をしていく中で、

未来に引き継いでいく意識にめざめることや事業(農業)自体の魅力に気づいて、取り憑かれたようになったり、中々手放せなくなるところは共通しているのだろうなと思っている。

 

 

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『無農薬栽培に興味がある』人におすすめの一冊

映画化もされた書籍です。

以前から名前は知ってはいましたが、映画は見たことなく、本書で初めて詳しく内容を知りました。

 

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫) | 石川 拓治, NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班 |本 | 通販 | Amazon

 

 

読後の感想としては、まずはよくやるなぁ、簡単にはできないよとの思いです。

また、木村さん(本書の主人公?リンゴ農家)の義理のお父さんをはじめとした家族はよくついて行ったというか、木村さんを止めなかったなあと関心。

そのあたりは、家族にも真剣さや必死な様子が伝わっていたんだと思うし、人柄がそうさせる部分があるんだろうなぁ。

 

いかに儲けるかとか、うまくやるかということとは別の、植物や自然と向き合うことの面白さや困難さを改めて思い出させてくれる本だと思います。

ロマンがあります。

ここまで徹底的にやる人はそうそういないし、人生をかけているから哲学的というか、大げさに言うと、どう生きるべきかみたいなことを問いかけられているように感じる。

 

 

 

桑名市にある花ひろばでの充実した果樹苗の見学記

仕事で三重県桑名市に行ってきた。

 

お昼に時間が空いたので、どこか寄れるところはないかなぁーと探していると、カーナビに花ひろばの名前が!

 

これは楽しそうな匂いがする!と直行。

(サボってはない、駐車スペースを探していたのだっ!)

駐車場は平日だけど、半分くらい埋まっている。

入口はでっかい鉢植えがお出迎え。

すごく広い!

 

 

色んな意味で、スターチスが気になっているのでじっくり観察、きれいだしいい匂い!

近所のホームセンターより種類が豊富でお安い印象

 

 

花や野菜苗などが豊富だったけど、中でも果樹の苗がすごく充実していて楽しかったぁ!

ブルーベリーやりんご、ぶどうなどとにかくたくさんあった。

気になるアボカドも立派な苗を多品種揃えているのは、なかなか見たことないかも。

(冬なんでちょい元気なさげ?)

品種ごとの丁寧な説明書もあって、見るだけでも楽しい。

 

ホームページを拝見すると、果樹苗はプロ仕様のものと同じとのこと。さすがの品揃えですね。

 

いろいろ見ていたら、仕事のお時間に。楽しかった(サボってはない、決してサボってはないっ!)

 

今日は時間なかったのでまた来て買いたいなあ

 

 

『具体的に就農計画を立てたい人』にオススメの1冊

オススメと謳っておきながら、具体的な計画はまだたてておりません!

ですが、わかりやすく書かれているので、今後も確実に見返す本だと思います。

農業に興味がないよという方には6章のよくある質問への回答だけ読んでみると、いわゆる「老害」的な人への対処法など著者のストーレートな意見が書いてあって面白いかもしれません。

 

「農業に転職! 就農は「経営計画」で9割決まる」

著者:有坪 民雄

発行所:株式会社プレジデント社

2019年7月14日発行

https://www.amazon.co.jp/%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E3%81%AB%E8%BB%A2%E8%81%B7-%E5%B0%B1%E8%BE%B2%E3%81%AF%E3%80%8C%E7%B5%8C%E5%96%B6%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%80%8D%E3%81%A79%E5%89%B2%E6%B1%BA%E3%81%BE%E3%82%8B-%E6%9C%89%E5%9D%AA%E6%B0%91%E9%9B%84/dp/4833423200

 

タイトルの通り、経営計画書の作成方法、作成にあたっての参考となるデータをどこで調べるかなども書いてあって、大変実用的。

就農のアドバイザーからいかにいいアドバイスをもらうか、こいつは本気だ!と思ってもらうかが大切とも書いてある。生活かかってるし、真剣にやるとなると自然に綿密に計画するようになると思うけど、田舎でのんびりスローライフが就農のテーマの人はそうではないのかも。相談受ける側もいろんなパターンがあって、大変そうです。

 

次の段階として、個別の作物に対しての学習・計画と、実践が必要かなぁ。

会社員を継続しながらできることで言えば、比較的手間のかからない作物を育てることか?

里芋、生姜、にんにく、ジャガイモ、唐辛子、ハーブ類などは比較的手間いらずでできそうな気がする。(採算が合うあわないは別として)ほかにもあるかなぁ?

気候に合うのか、自分に合うのか?実際どのくらい収穫できそうか、売れそうか?を試験的に見ておく分にはよさそうかも。

 

もう2月になるので、早めに計画して着手しないと、間に合わないなぁ。

1年は早いですね。

 

就農支援セミナーに行ってきました

先日、県主催の就農セミナーに参加してきました。

内容は、

・就農支援制度の紹介

・就農者の発表

・個別相談

となっていました。

今回は個別の相談は行わず(具体化していないと意味をなさないように感じたため)

お話だけ聞いて帰ってきました。

30人くらいは来られていたのかな?40代前後の方が多かった気がする。

 

県の支援もあってか、ここ10年で新規就農者は毎年70~100人ほどいるとのこと。

親元就農ではなく、新規参入の比率が高いことも特徴のよう。

補助金や、研修の体制も概要が示され、就農後5年間は各種の相談も手厚く行っているとのこと(5年は特に安定しない)。これは何となく心強そうな印象。

ただこれらの支援はおそらく「認定新規就農者」に合致することが前提となっていると思われる。農業経営に活用できる知識及び技能を有する65歳未満の者、であることや年間農業従事日数150日以上、などが認定基準になっている。

 

「専業でやったるでぇ!」と最初から決め打ちの場合はよいのだが、そうでない私のようなケースは想定されていないという感じでしょね。

(親の代から兼業かつ、農業で儲けようとはしてない、小規模で条件も良くない農地。)

農地の取得の際に農業委員会の許可を得る必要があることや、農地の保全の観点から安易に参入を認めないという観点からすれば妥当かぁ。

 

兼業の状態で収益が出る状態を作り上げて、農地を親から引き継いでもらうのが一番いいのかなという考えになってきた。実家の田畑は多分赤字なので、どうすべきか?

なんにせよ準備&お金のかからない方法でやってみるのがいいのかも。

 

もうかる果樹、育てたい(食べたい)果樹

果樹ちょい調べ中

 

「品目別経営統計」農林水産省 というデータが政府統計ポータルサイトで閲覧できる。

本調査は、毎年、農業経営体の経営収支等を調査し、農業所得、農業粗収益、農業経営費や、農産物・畜産物の生産費(コスト)等を、全国、全国農業地域別に提供しています。 とある。

おお!これは参考になりそう。でも平成19年(2007年)で終了している・・。それ以降更新なし。なぜだあぁ!

 

果樹は16品目くらいの粗収益(売上)、経費、所得などが調査されていて、労働時間も書かれている、エリアも代表的な産地で複数書かれていて参考になりそう。

なぜ調査しなくなったのでしょうか?

 

売上が高いけど、経費も掛かるので所得はそこまで高くないとか、売り上げはそこそこだけど、経費が掛からないので結構安定しそうとかがわかる。ちなみにブルーベリーは記載がないよう。

 

キウイが時給換算すると林檎とかぶどうよりといいみたいで意外だなあ。

 

統計には無いようだけど、

もし、お金がもりもりあるなら南国のフルーツ育てたいなあ(ただの趣味)

アボカドも量産出来たら売れそうだよなあ、育てたたいなぁ。

イチジクとかライチとかオリーブ、ナッツ類もしらべてみよう。